365在线体育投注-【官网直营】@

图片

草原性絶滅危惧チョウ類と生息環境の保全方法を解明 ~LA学群大脇淳准教授~

2024/04/30(火)

  • 大学
  • リベラルアーツ学群
  • お知らせ
  • 教育?研究
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

速水将人(北海道立総合研究機構)、中濵直之 (兵庫県立大学 兼 兵庫県立人と自然の博物館)、大脇淳(桜美林大学)、木下豪太(国立遺伝学研究所)、内田葉子 (北海道立総合研究機構)、小山信芳(丸瀬布昆虫生態館)、喜田和孝(丸瀬布昆虫生態館)らの研究グループは、草原性絶滅危惧チョウ類で国内希少野生動植物指定種のアサマシジミ北海道亜種の保全に効果的な生息地管理方法を解明しました。

アサマシジミ北海道亜種の生活サイクルを踏まえた草刈り時期と方法

同研究グループは、アサマシジミ北海道亜種の保全地がある自衛隊遠軽駐屯地内スキー演習場において、本種の生活サイクル(卵?幼虫?さなぎ?成虫)の中でもエサを食べない段階(卵期?さなぎ期)に草刈りを実施したところ、同保全地に生息するチョウの種数?個体数および開花植物の種数?花数にマイナスの影響を与えることなく、アサマシジミ北海道亜種の幼虫や成虫の個体数、および本種のエサ植物ナンテンハギの被度(単位面積あたりに占める割合)と花数を増加させる効果があることを明らかにしました。

本研究結果は、現在絶滅が危ぶまれているアサマシジミ北海道亜種や、その他の草原性生物の生息環境の維持?保全に貢献する重要な成果と言えます。また、本研究の波及効果として、今後は、森林や草原の多面的機能の1つである絶滅危惧種?生物多様性保全機能を活かした持続的な土地管理計画の立案も可能になります。

本研究成果は、2024年3月28日に、国際科学誌「Journal of Insect Conservation」の電子版に掲載されました。

本研究プロジェクトについて

本研究は、北海道立総合研究機構、日本学術振興会科学研究費補助金(課題番号21H02221)、環境省?(独)環境再生保全機構の環境研究総合推進費(JPMEERF20224M02)、プロ?ナトゥーラ?ファンド第31期および第33期の助成を受けました。

ページの先頭へ